【日本ハム】ドラ5北浦“雄星超え”目指す

スポーツ報知
内野ノックを受ける北浦

 日本ハムのドラフト5位・北浦竜次投手(18)=白鴎大足利=が14日、日本人左腕最速となる160キロを目指すと宣言した。鎌ケ谷の2軍施設で新入団選手歓迎式典に出席。プロ初投球で投げたい球種を問われ「真っすぐを投げたい。目指すのは160キロなので」と集まった2800人のファンの前で大きな目標を掲げた。

 目指すは“雄星超え”だ。現在の最速記録は西武・菊池雄星投手(26)の持つ158キロ。「菊池雄星さんが目標ですね。それを超えたい」。自己最速は147キロ。白鴎大足利高(栃木)に入学した際は、マックス125キロの平凡な投手だった。だが下半身を重点とした地道なトレーニングを重ねた結果、高2の冬に急速が10キロアップ。細身の体には計り知れない潜在能力を秘めている。

 「(160キロへの)イメージはまだないですけど。1年目はしっかり体作りをしていきたい」。12日に18歳の誕生日を迎えたばかり。同期の6人からは、13日夜に有名ブランドのワイヤレスイヤホンをサプライズでプレゼントされた。「(練習に)慣れてきたら走る時に使いたいですね」。愛称を「りゅうちゃん」と呼んでとアピールした左腕は、夢の実現に向け一歩ずつ歩を進める。(秦 雄太郎)

 ◆北浦 竜次(きたうら・りゅうじ)2000年1月12日、栃木・那須塩原市出身。18歳。中学時代は大田原ボーイズで投手と外野手を兼任。白鴎大足利高進学後投手に専念。3年夏は県ベスト8。17年ドラフト5位で日本ハム入団。184センチ、85キロ。左投左打。年俸520万円。

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