【オリックス】福良監督、イチロー復帰の可能性に「動きを見たらまだまだできる」

　イチローが日本球界に復帰する可能性があるとの米報道を受けて、オリックスの球団幹部は慎重に言葉を選びながらも、受け入れ態勢を整えていることを強調した。西名弘明名誉会長（７３）は大阪・舞洲で、報道の内容を伝え聞き「知らなかった」と驚きの表情を浮かべたが「これまで通り、うちとしての姿勢は変わらない」と説明した。毎年１月に会食しているが、今年は「まだ会う予定はない」といい、正式な獲得オファーについては「それは、まだ」と話した。

　長村裕之球団本部長（５９）は「１年でも長くメジャーでやりたいという彼の気持ちが最優先。こちらから声をかけることはない。ただ、もし日本でやるならうちでやってくれたらということは前々から伝えている」と述べた。

　福良淳一監督（５７）は１６日に神戸市内で自主トレをしていたイチローと再会。「１年ぶりに会ってきました。（復帰など）そういう話はしていない。世間話をしたくらい」。４４歳でも快活に練習する姿を見学し「去年よりいい感じじゃないですか。あの動きを見たら（まだまだ）できる」と太鼓判を押した。元同僚として「１、２年でも長く向こうでやってくれたら」と希望しながらも「あとは本人の意思次第」と迎え入れる姿勢も示した。