【ヤクルト】ドラ3蔵本、田畑コーチが絶賛「マイコっぽい」…初ブルペン21球

スポーツ報知
初めてブルペン入りした蔵本

 ヤクルトのドラフト3位、蔵本治孝投手(22)=岡山商大=が18日、埼玉・戸田球場での新人合同自主トレで初めてブルペン入りした。185センチ、95キロと大河ドラマの主役も務まりそうな貫禄に、ゆるキャラのような愛らしさを併せ持ち、同期から“くらモン”の愛称で親しまれる151キロ右腕。まるで往年の大投手のように、21球を投げ込んだ。

 昨年12月中旬以来のブルペンに「良かったです。思ったより衰えていなかった」と独特の表現で手応え。セットで手投げのような独特のフォームから、手元でボールが伸びる。30球の予定を自ら切り上げたのも新人離れしている。「肘の(トミージョン)手術をやって2年目。自分のペースでやらせてもらおうと思いました」と我が道を行く。

 神戸国際大付高ではほぼ外野手で、一度もベンチ入り経験がないのも異色だ。キャンプは1軍スタートの方針。視察した田畑投手コーチは「腕の振りが遅れ気味だけど、ボールは強い。(球筋は)マイコラスっぽい」と期待を込めた。理想は上原。「愛される選手になりたい」と夢見る22歳は、“雑草の星”を目指す。(田島 正登)

 ◆蔵本 治孝(くらもと・はるたか)1995年5月16日、兵庫・伊丹市生まれ。22歳。中学時代は山田哲と同じヤングリーグ、兵庫伊丹で投手。神戸国際大付高では甲子園出場なし。岡山商大では4年の大学選手権、和歌山大戦に先発。昨秋のドラフト3位でヤクルト入り。185センチ、95キロ。右投右打。年俸800万円。

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