【中日】ドラ6山本拓、初ブルペン後にアピール「卒業式で第2ボタン楽しみ」

スポーツ報知
制服の第2ボタンにあたる場所を指さして笑顔の山本拓

 中日のドラフト6位・山本拓実投手(17)=市西宮高=が20日、ナゴヤ球場での選手会合同自主トレでプロ入り後初めてブルペン投球を行った。

 捕手を立たせてセットポジションで20球。右足でしっかりとタメを作り、167センチの体をダイナミックに躍動させた。森監督や近藤投手コーチらが見守ったこともあり、トレーナーから「ちょっと力が入ってるんじゃないか」と心配されたが、ルーキー右腕は「6、7割の力で投げようと決めていた。体を大きく使うフォームなので、多分そう見えたのでしょう」と涼しい顔で振り返った。

 話題は2月28日の卒業式に。市西宮高の男子生徒は古き良き学ランの制服。「第2ボタンですか。楽しみに待ってます」と、甲子園のプラカード嬢でおなじみの女子生徒に“おねだり”を呼びかけた。昨年の式では野球部の先輩部員がボタンの取れた制服姿でガッツポーズを繰り返す様子を目撃したが、「どうも怪しかった」と見えを張って自分で外した疑惑も浮上したという。

 「僕も来なかったら寂しいですね。(誰にねだられたい?)ノーコメントです!」。プロ初の“取材拒否”で、“あの子”の笑顔を思い描いていた。

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