【広島】ハワイ生まれケムナ、禁サーフィン宣言

　日南に戻ってもサーフィンしません！　広島ドラフト３位のケムナ・ブラッド・誠投手（２２）＝日本文理大＝が２０日、春季キャンプで特技のサーフィンを封印すると宣言した。キャンプ地の宮崎・日南市はサーフスポットとして有名だが、２軍スタートとなった１９２センチ右腕は、波には目もくれず野球に集中する。

　父が米国人で自身はハワイ生まれ。５歳から高校卒業まで日南で過ごし、高１までは地元の海岸でサーフィンに熱中した。ファームは日程の大半が日南での練習となるが、「キャンプは自分に足りないものを補える良い時間。野球に集中します」と基礎体力作りに励む考え。１軍スタートの波に乗り損ねた以上、波乗りを楽しむ余裕は全くない。

　ケムナと同じく、球団の大卒選手としては３年ぶりの２軍発進となったドラフト６位最速右腕・平岡敬人（２２）＝中部学院大＝も、「まずは１年間けがしない体を作る」と口をそろえた。大卒投手コンビが自分磨きで、開幕１軍へと巻き返す。（種村　亮）