【楽天】藤田、動体視力強化へ“卓球トレ”導入

スポーツ報知
ティー打撃をする藤田

 楽天・藤田一也内野手(35)が20日、春季キャンプで「娯楽場」を「鍛錬の場」に変える考えを明かした。京都市内で自主トレを公開。年を重ねるにつれて1・5あった右目の視力が1・2に落ち、動体視力の衰えを実感し卓球やバドミントンを今オフから導入した。久米島キャンプでは宿舎に主に娯楽のために卓球台が置かれているが「キャンプでも続けたいと思います」と意気込んだ。

 昨季は銀次が二塁を守ることも増えた影響でレギュラーに定着した13年以降では最少の102試合出場にとどまった。だが、いまでも12球団屈指の守備力は健在。再び定位置を確保すべくこの日もノックやフリー打撃で約3時間体を追い込み「年男で年齢も36歳で勝負の年。ゴールデン・グラブ賞、ベストナインを目標にまずは143試合レギュラーで試合に出られるように」と決意を新たにした。

 4日に亡くなった星野副会長(享年70)は恩人。12年にDeNAからトレード移籍してきてからは辛抱強く起用してもらった。「去年は『休みが多いな』と言われていた。星野さんがもしいたら『頑張っているな』と言ってもらえるような成績を残したい」。ベテランにとって、特別な1年だ。(安藤 宏太)

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