【楽天】田中、稼頭央助言で新フォーム挑戦 バット寝かせ左打席の打率アップへ

スポーツ報知
新フォームでティー打撃をする田中

 楽天の田中和基外野手(23)は21日、新打撃フォームでキャンプに臨むことを明かした。1月中旬は、西武に移籍した松井稼頭央外野手(42)の自主トレに参加。左打席での問題点を指摘され、左打席はバットを寝かせた新フォームに取り組む。また、森原康平投手(26)が同日、京都市内で自主トレを公開。4年連続65試合以上登板する鉄腕・福山博之投手(28)に弟子入りし、スタミナ不足の改善に挑む。

 極端に寝かせたバットを、最短距離でボールにぶつけた。2シーズン目を迎える田中は「バットを寝かせて、そのまま出す。どれだけ飛ばせても、当たらないと意味がない。シーズンはまだ分かりませんが、最短で出せるように、やってみようと思っています」と新フォームへの挑戦を宣言した。

 レジェンドからの助言を生かす。「稼頭央さんから見て僕の悪いところは、バットのヘッドが落ちるところと、体が浮いて頭が上下するところ。『ブォンじゃなくてビュッと振れるように』と言われました」。弱点克服のため、思い切った変更に踏み切った。

 俊足、強肩に加え長打力も魅力のスイッチヒッター。それでもルーキーだった昨季は打率1割1分1厘、1本塁打、2打点に終わった。「何とか2割5分は打ちたいし、飛距離も変わらないと思う。(松井稼には)前よりはスムーズにバットが出てると言っていただいた」。新たな形を習得し、外野の一角を狙う。(山口 泰史)

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