【日本ハム】北の大地から世界一へ!清宮幸太郎の地元開幕むけ受け入れも万全

スポーツ報知
新人合同自主トレでノックを受ける清宮

 2年ぶりの日本一奪還を目指す日本ハムにドラフトで新たに7人の選手が入団した。「ほっかいどう報知」では「2018年新鮮力」と題し、覇権奪回への起爆剤として期待されるルーキーを紹介していく。第1回はドラフト1位で、高校通算歴代最多とされる111本塁打を誇る怪物スラッガー・清宮幸太郎(18)=早実高=。

 ゴールデンルーキー・清宮の夢はでっかい。「3冠王を取ってみたい」、「いずれは868本を目指せるように」、「メジャーリーグで本塁打王」。早実高の大先輩のソフトバンク・王貞治球団会長(77)が持つ通算本塁打の世界記録超えだ。さらに日本人初のメジャー本塁打王獲得。高校通算111本塁打の歴代最強スラッガーは、自分の可能性を信じている。

 既に大物オーラを身にまとう。23日は千葉・鎌ケ谷市の2軍施設で新人合同自主トレに参加。連日熱狂的なファンが押しかける“清宮フィーバー”。184センチ、101キロの体はグラウンドでも一際目立つ。豪快なフルスイングから描く放物線。多くのメディアに囲まれても、物おじしない対応で、球団関係者も「18歳とは思えない」と舌を巻く。さらに時折見せる天真らんまんな表情はスターの資質を感じさせる。何もかもが魅力的だ。

 道内では、早くも受け入れ“体制”が進められている。札幌ドーム近くに店舗を構えるラーメン店「福八」では、開幕に合わせ、清宮特製メニューを考案中。過去には大谷翔平投手、中田翔内野手の2選手をかけた「WShow(ダブル翔)ゆらーめん」、田中賢介内野手の「けんすけ~!らーめん」などが定番メニューに名を連ねてきた。期待の新人は本業より一足早くレギュラーメニュー入りを確実にしている。

 待ち望まれるのは、実戦で「21」のユニホームが躍動する姿だ。春季キャンプでは1軍帯同が決定。本拠地での初お目見えは、2月28日、3月1日に行われる台湾・Lamigoモンキーズとの国際交流試合が濃厚になる。3歳から七夕の短冊に誓ってきたのは「世界一のプレーヤーになる」こと。高校最強から、世界一へ。日本一広大な北の大地で、大きな夢を一つ一つかなえていく。(秦 雄太郎)

 ◆清宮 幸太郎(きよみや・こうたろう)1999年5月25日、東京都生まれ。18歳。早実初等部3年でオール麻布入団。東京北砂リトル、調布シニアを経て、早実高で1年春から3番・一塁。甲子園では1年夏4強、3年春2回戦。趣味はラグビー観戦。好きな言葉は「GO! GO! GO!」。50メートル6秒3、遠投110メートル。184センチ、101キロ。右投左打。家族は両親、弟。年俸1500万円。

野球

×