【中日】「竜が好き　グラブに刺しゅうするぐらい」…松坂に聞く

　昨季でソフトバンクを退団した松坂大輔投手（３７）の中日入団が２３日、決定した。ナゴヤ球場の屋内練習場で入団テストを受け、即日で合格。背番号は「９９」に決まった。年俸１５００万円プラス出来高で再スタートを切る“竜の松坂”は、開幕ローテ入りを目標に掲げ、去就が未定で中日が獲得を目指すイチロー外野手（４４）＝マーリンズからＦＡ＝にラブコールを送った。

　◆松坂に聞く

　―何割ぐらいの力を出せたか。

　「順調に６割、７割までは来ていると思うので、開幕までに１００に持っていけるようにやっていきたい」

　―プロ２０年目に臨む。

　「周りにどう見られようが何を言われようが、まだやり切った、悔いのない野球人生だったとは思えない。そう思えるようになるまで自分を信じて進みたい」

　―５年連続Ｂクラスに沈むチームでの役割は。

　「日本に戻ってきて３年間まともに投げていないので、自分の口から大きなことは言えない。いろんな人に恩返しするため、まずは１軍のマウンドに立つことを目標にしたい」

　―中日のイメージは。

　「個人的に竜が好き。グラブにも刺しゅうするぐらいだったので」

　―森監督は若い選手に教えてほしいと話している。

　「自分から話しかけるのは得意な方ではない。どちらかと言うと後輩にナメられやすいタイプだと思うので、どんどん話しかけてもらえれば何でも答えます。監督からは打撃を教えてくれと言われているので、そっちも頑張りたい（笑い）」

　―中日で懇意の選手は。

　「荒木さんとあいさつしました。岩瀬さんは国際試合で一緒。小林（正人）君＝現監督付広報＝とも話しましたが『会ったことあるっけ？』と言ったら、『甲子園（９８年夏の開会式。松坂は横浜高、小林氏は桐生第一高）で写真を撮ってもらった』と言ってました（笑い）」