【ソフトバンク】千賀滉大、新たな武器“横スラ”に挑戦中

スポーツ報知
ブルペンで投球練習する千賀(右は石川)

 ソフトバンクの千賀滉大投手(25)が3日、一発病撲滅へスライダーを改良していることを明かした。16年は16被本塁打、17年は15被本塁打だったため、「(スライダーは)ホームランを打たれる比率が高い。見直す余地がある」と着手。代名詞でもある落差の大きい「お化けフォーク」とともに、新たな“武器”を手にするつもりだ。

 「今のはスラーブみたいな感じ」と本人が言うように、横滑りしながら縦にも変化するのが千賀のスライダー。今回、挑戦しているのは打者の手元で鋭く曲がる“横スラ”だ。「(今のスラーブと)使い分けられたら面白い」と力を込めた右腕は、ブルペンでバッテリーを組んだ甲斐にも「悪くない」と及第点をもらい手応え。「お前なら三振だなと言ってやりました」と笑った。

 この日はブルペンで90球。「例年より早く変化球も投げられている。あとはフォームを固めていきたい」と仕上がりは順調だ。3月3、4日(ナゴヤD、京セラD)に行われるオーストラリア代表との強化試合にも選出され、日本代表・稲葉監督も「WBCを経験しているし投手陣を引っ張って欲しい」と期待。スライダーが進化すれば、今季の目標に掲げる最優秀防御率へもグッと近づく。

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