【中日】松坂、ランチ特打でまた2発「打つのは気持ちいい」

スポーツ報知
森監督(後方)が見守る前で快音を響かせた松坂(カメラ・渡辺 了文)

 中日・松坂大輔投手(37)が10日、公式戦アーチに意欲を見せた。今キャンプ2度目のランチ特打。88スイングで前回3日と同じ2本のサク越えを放ち「(シーズンでも)ホームランを打ちたいですね。打つのは気持ちいい」と、真剣な表情で“野望”を語った。

 1本目のスタンドイン直後はヘルメットを脱いで、打撃投手の朝倉投手コーチに感謝するポーズ。今キャンプ最多の5500人の観衆から喝采を浴びた。西武時代の06年6月9日の阪神戦(甲子園)で2ラン。「甲子園で打つのは気持ちいい。どこで打っても気持ちいいですけど」と12年ぶり2本目への手応えは十分だ。

 視察に訪れた阪神・掛布雅之オーナー付シニア・エグゼクティブ・アドバイザー(62)も「松坂効果」を実感した。「彼が来て雰囲気が変わっている。チームにいい風が吹く可能性がある」と警戒を強めた。2軍監督として一昨年にソフトバンクの松坂と対戦したが「今年は雰囲気が違う」と評した。同時に「僕は阪神の人間ですけど、野球人として、復活を見てみたい」と平成の怪物に期待していた。(嶋田 直人)

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