【オリックス】イチロー、復帰進展！？宮内オーナー「何か言える立場でない」

　オリックスの宮内義彦オーナー（８２）が１０日、宮崎キャンプを視察し、マーリンズからＦＡになっているイチロー外野手（４４）について、注目発言をした。報道陣から去就について問われると「いろいろ話は入るんだけど、私から何か言える立場でもないしね」とコメント。胸の内は隠したものの、再びオリックスのユニホームに袖を通すことを願っている様子が見て取れた。

　宮内オーナーとイチローの良好な関係は続いている。昨年末には知人を交え、毎オフ恒例の食事会を開いた。「みんな野球が好きだけど、あれほど好きな人も少ないだろうね。元気で前向きで、驚くべきことにお酒をちょっと飲むようになったね。僕から見た彼の変化はそれぐらいだな」。ジョークを交えながらも、現役への強いこだわりを明かした。

　イチローは米球界からのオファーを待ちながら、神戸などで自主トレを行っている。メジャー残留を希望する一方で昨年末には「『可能性』という言葉を使うなら、両方ある」と日本復帰について言及。代理人のボッグス氏も交渉が難航していることを認めている。宮内オーナーの思わせぶりな口ぶりは、１８年ぶりの古巣復帰が現実味を帯びつつあることをうかがわせた。