【ロッテ】紅白戦で7発“花火大会”

スポーツ報知

◆紅白戦 紅組7―15白組=特別ルール=(11日・石垣)

 ロッテが11日、石垣島キャンプの紅白戦で両軍合わせて7発の“大花火大会”を披露した。号砲は紅組の細谷だった。両軍無得点の2回2死満塁、高めの直球を右中間席に運んだ。「もともと低めが好きですけど、それは応用。基本は高めを打つことを心がけている」と練習の成果を強調した。

 2回、白組の清田が左翼席に自身の32度目の誕生日を祝う一撃をぶち込むなど、2本塁打を含む5打数4安打4打点。「1本目は高めの真っすぐ。練習通りにバットが出せた」と手応えを得た。さらに中村も4回にチェンの高めに浮いたスライダーを左翼席に運ぶ決勝3ラン。6回にも2ランを放ち4打数3安打5打点と活躍し「甘い球を打てている結果です」と胸を張った。

 昨季は12球団ワーストタイの95本塁打。だが、井口監督は長打力を磨くことに特化せず、機動力を生かして得点力を上げる野球を目指す。一方で昨秋から金森打撃コーチとともに「低めを捨てて、高めを打つ」意識をナインに植え付けさせてきた。この日、テスト生以外の3人が放った5発も「好球必打」が徹底されてのもの。シーズンでも数多くの“花火”が見られるかもしれない。(長井 毅)

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