【西武】十亀が400球「打倒・野上」に闘志を燃やす

スポーツ報知
ブルペンで長時間に渡り投球する西武・十亀

 打倒、野上だ! 西武の十亀剣投手(30)が13日、宮崎・南郷キャンプで342球の投げ込みを行った。前日12日には、巨人にFA移籍した野上が紅白戦やブルペンなどで約400球を投げたことに刺激を受け、負けじとブルペンで約90分。「野上とまではいきませんでしたが、そこに対抗した気持ちもあった」と元チームメートに闘志を燃やした。

 「思ってるより多く数えてしまう。実際、そんなに甘くなかったですね…。とりあえず明日はゆっくり休みたいです」と疲れた表情で本音も明かしたが、今季は完投勝利にこだわるつもり。昨季は20試合で8勝7敗、防御率3・40だったが、完投はなかった。「(完投すれば投球練習を含め)結局200球以上投げる。そういう意味でもこうやって300球とかを放った」と意欲を見せている。

 土肥投手コーチは「たくさん投げるのはいいこと。崩れずにいいバランスで投げられていた。見ていて頼もしかった」と笑顔。「僕自身の成績がチームに直結すると思う。信頼される投球をオープン戦からしていきたい」と十亀。昨季、11勝を挙げた野上の穴は、十亀が埋める。(小林 圭太)

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