【日本ハム】ドラ2西村、146キロ実戦デビュー

スポーツ報知
実戦形式の打撃練習で力投する西村

 日本ハムのドラフト2位・西村天裕投手(24)=NTT東日本=が、大きなインパクトを残した。13日、沖縄・国頭村での2軍キャンプで、実戦形式の打撃練習に初登板。打者8人を被安打1、奪三振2と好投した。

 ほぼ直球だけで押した。この日の最速は146キロ。安打を許したのは先頭の黒羽根利規捕手(30)のみ。「真っすぐで押して、ある程度いけるって感じはつかめました」。1軍入りを目指す最速154キロの右腕は「完璧でした。気持ちいいです」と生命線の速球がプロの世界で通用する手応えをつかんだ。

 「パワーピッチャー」と西村を評した伊藤剛2軍総合兼投手コーチ(41)は、続けて「(登板した6投手の中で)一番良かったのは西村。初めてにしては十分」と太鼓判を押した。

 キャンプ序盤は力んで空回りする場面もあった。復調のきっかけは父・文宏さん(52)。キャンプを中継するCS放送をチェックしていた父が、ブルペンでの姿に「力み過ぎちゃうか」と連絡をくれた。肩に力が入っていた自分を見つめ直す要因になった。日を重ねるごとに調子を上げる右腕。17日の紅白戦でさらなるアピールを目指す。(秦 雄太郎)

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