【阪神】ロサリオ、志願の一塁特守

スポーツ報知
志願の一塁特守で軽快なグラブさばきを披露したロサリオ

 阪神の新外国人、ウィリン・ロサリオ内野手(28)=韓国・ハンファ=が名手への第一歩を刻んだ。宜野座キャンプ第3クール最終日の13日、高代作戦兼総合コーチに一塁特守を志願。室内で約30分の個別指導を受け、またひとつ成功へのヒントをつかんだ。

 通算71本塁打を記録した大リーグでは、大半が捕手での出場。一塁守備が発展途上であることを認め、ゴロやワンバウンド捕球の動きを反復練習した。一方の打撃はこの日もフリー50スイングで15発。バックスクリーン上部の時計に当てる充実ぶりだけに、高代コーチは「もともとが捕手なので(捕球体勢などの)クセを矯正したい。向上心があるし、どんどんうまくなっていく」と、守備にも真剣に取り組む助っ人を褒め上げた。

 巨人・森中スコアラーも「真面目で謙虚な印象が強い。性格の部分でも注意していかないと」とさらに警戒レベルを引き上げた。紅白戦、対外試合で2試合連続アーチを放ち、この日は韓国のNO1女子アナとされるキム・ソンシンさんの取材訪問も受けた大砲。「しっかりと(調整)できているので、本当にこれを続けていくこと」。注目度が増しても優等生ぶりは変わらない。走攻守で、本物になろうとしている。(長田 亨)

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