【ソフトバンク】田中、打撃投手でA組昇格へ一歩前進「確実に良くなっている」

スポーツ報知

 ソフトバンク・田中正義投手(23)が16日、B組(2軍)で打撃投手を務めた。真砂、黒瀬らを相手にほぼ直球の力勝負を挑み打者8人に47球を投げ安打性は5本。次回の実戦登板を見据え変化球も数球、試した。

 5球団競合の末、入団し注目を集めたプロ1年目は右肩痛の影響で1軍登板はなし。今季を背水の1年と位置付けオフには練習が厳しいことで知られる和田に弟子入りし心身を鍛え上げ迎えた今キャンプ。第2クールに予定されていた打撃投手を右手中指のマメで回避していたが、その影響も感じさせなかった。最速156キロ右腕は「日々、自分のベストボールを更新していくイメージ。確実に良くなっている」と手応えをにじませた。「今の感じだと低めにいいボールがいかないので修正したい」と課題も挙げた。

 「直球の走りは良かったと聞いている。評価にはなるかな」と工藤監督。シート打撃には登板せず、20日のB組のENEOSとの練習試合で1イニング投げる予定。開幕ローテ入りを目指し「(マメの影響で)で遅れている。焦る訳じゃないが楽観視はできない」とここからの巻き返しを誓った。

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