【日本ハム】清宮、開幕1軍へ「間に合わせる」…羽生金に「さすがっすね」

スポーツ報知
1、2軍合同の集合写真撮影を行った清宮(後列中央)らナイン(カメラ・堺 恒志)

◆紅白戦 白組5―4紅組(17日・国頭)

 羽生金に続け―。日本ハムのドラフト1位・清宮幸太郎内野手(18)=早実高=が17日、右足首負傷から4か月ぶりの復帰戦となった平昌五輪フィギュアスケート男子で金メダルに輝いた羽生結弦(23)のように、ブランクからの復活で「開幕1軍出場」を目標に掲げた。

 報道陣から羽生の金メダルを聞いた清宮は「さすがっすね…。ずっとブランクがあったのに。自分も今(負傷中で)やれてないけど、開幕に間に合わせたい」。自らの状況と重ね合わせ、言葉に力を込めた。

 米国から帰国後、この日が2次キャンプ初日。怪物スラッガーは、右手親指の骨挫傷の影響でフリー打撃こそ行えていないが、この日の午前は名護の室内で、けが後初となる正面近くから軽い上手投げの球を打つティー打撃などで計50スイング。「(感覚は)悪くなかった。詰まった感触とかあって、久しぶり? 懐かしいなと感じた」と順調さを強調した。

 午後は、国頭(くにがみ)に移動し、国内初実戦となった紅白戦に一塁守備のみ(特別ルール)で5回まで出場。4回には、遊撃手からの一塁への送球が手前に落ちそうになったのを左手と足を目いっぱい伸ばして処理。観客からは拍手が起きた。「声も(積極的に)出せたし、今まで一緒に守ったことがない仲間とやれてよかった」と笑顔を見せた。

 18日は、17日と同様に午前、名護の室内で練習した後、午後は練習試合・阪神戦(宜野座)に移動する。栗山監督は「外で(フリー打撃を)打つまでは試合で打つことはない」と阪神戦でも走塁、守備での起用が濃厚とみられる。「(プロの)試合の流れとかも分かってきた。いい経験ができている」と清宮。一歩ずつ、前進していく。(小林 圭太)

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