【阪神】愛称“トロ”のロサリオ&大山で「大トロ打線」!? 金本監督が指名

スポーツ報知
シート打撃で中前安打を放つ大山

 あるぞ「大トロ」打線!? 阪神は17日、沖縄・宜野座キャンプでシート打撃を行い、ウィリン・ロサリオ内野手(28)と、大山悠輔内野手(23)が、岩田からともに2打数2安打の共演。金本知憲監督(49)は成長著しい2年目スラッガーを「あるかも分からんね」と5番候補に指名した。

 大山の話題になると、指揮官が目を細めた。「(球の)捉え方、タイミングと、他の者とは違う。計算できる打者。打てないときでも我慢できる」と絶賛した。紅白戦、練習試合、シート打撃を合わせて、実戦形式では16打数10安打(打率6割2分5厘)。それでも本人は「結果も大事ですが、内容も大事。課題の残るところもあった」と貪欲だ。

 右左のジグザグ打線を組むとなれば、4番・ロサリオの後ろは糸井か福留だが、大山には理想を上回る勢いがある。スペイン語で闘牛を意味する「トロ」が愛称のロサリオは、この日も坂井オーナーがケージ裏で見守る中、フリー打撃で推定160メートルの今キャンプ2度目の場外弾。実戦形式では10打数8安打3本塁打と打ちまくり、他球団のスコアラーも頭を抱えている。勝負を避けられるケースが増えることが予想されるだけに、5番打者の人選は大事。大山の成長が本物なら、猛虎打線の得点源は盤石となる。(島尾 浩一郎)

野球

×