【阪神】秋山、江夏氏から20勝超え厳命される「12勝でデカい面したら駄目」
スポーツ報知
◆練習試合 阪神0―0日本ハム=特別ルール=(18日・宜野座)
阪神OBの江夏豊氏(69)が18日、日本ハム戦(宜野座)を視察し、秋山拓巳投手(26)に鬼指令を出した。3回無失点と昨季12勝の貫禄を見せた右腕に「22勝ならともかく、12勝でデカい面したら駄目。もっともっと大きくならないと」と、球団では2003年の井川以来となる20勝超えを要求した。
江夏氏が重視するのは投球内容だ。2回以降はカーブ、スライダーを多投したことに「俺から言わせれば変化球が多い。真っすぐが出来上がって初めて変化球。階段を3、4段上がって(飛ばして)いる」と最速145キロをマークした直球をさらに磨くことを求めた。
今季の対外試合初登板を終えた秋山は「直球を思ったところに投げられるようなラインをつくれなかった」と反省したものの、首脳陣の評価は高い。すでに開幕ローテ入りを確約している金本監督は「去年の今の時期よりいい。去年より勝てる」と太鼓判を押した。レジェンドの高すぎるハードルも、進化を遂げている証拠といえる。(表 洋介)