【ソフトバンク】新外国人グラシアルが入団会見 外国人枠埋まり“最強の補欠”か

スポーツ報知
入団会見を行い、日本語で挨拶し笑顔を見せるグラシアル(カメラ・岩下 翔太)

 ソフトバンクの新外国人、ジュリスベル・グラシアル内野手(32)の入団会見が18日、宮崎・アイビースタジアム内で行われた。「チームの勝利を優先したい。そのために準備をする」。前日(17日)に来日したばかりだがA組の練習に即合流。フリー打撃では37スイングで14本が安打性。持ち味でもある力強いライナーの打球を連発した。

 “最強の補欠”が誕生か。練習を見守った達川ヘッドコーチは「パウエル(元中日)やパチョレック(元横浜)みたいな感じ」と過去の首位打者を例に出して絶賛したが、立ちはだかるのが外国人枠の問題だ。

 首脳陣の構想は野手でデスパイネ、投手ではサファテ、バンデンハークの3人が確定。残り1枠も中継ぎのモイネロが有力で4枠は埋まる。キューバ代表として出場した昨年3月のWBCでは巨人・菅野から本塁打を放った長打力も秘め、内外野をこなせる守備も魅力だが、故障者が出なければ現状、出番はない。「備えあれば憂いなし」。達川ヘッドの言葉がチームの層の厚さを物語っている。(戸田 和彦)

 ◆ジュリスベル・グラシアル(Yurisbel Gracial)1985年10月14日、キューバ・グアンタナモ州生まれ。32歳。アントニオ・マセオ大を経て国内リーグのマタンサスで2009年からプレー。通算635試合で打率3割1分、82本塁打、404打点。16、17年はカナディアン・アメリカンリーグのケベックでもプレー。既婚。187センチ、95キロ。右投右打。

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