【ロッテ】練習遅刻で2軍生活中の田村、侍選出に「しっかり打って試合に出られるように」

スポーツ報知
田村龍弘

 ロッテの田村龍弘捕手(23)が20日、「ENEOS 侍ジャパンシリーズ2018」のオーストラリア戦(3月3日・ナゴヤD、同4日・京セラD)出場するトップチームに選出された。昨年の「アジアプロ野球チャンピオンシップ2017」に続く日本代表入り。今回はフル代表としての選出に「今回はフル代表なのでよりいっそううれしく思っています」と声を弾ませた。

 「アジア―」の予選リーグ・韓国戦では延長10回タイブレークの末、自身のサヨナラ打で試合を決めた。今回はソフトバンク・甲斐、巨人・小林に次ぐ“第3捕手”の位置づけだが「甲斐さんと小林さんという守備のうまい選手がいるので、どちらかというと打撃で(アピールして)しっかり打って試合に出られるようにしたい」とバットでの活躍を誓った。

 今回の強化試合は2020年の東京五輪に向けてのステップになる。「小さい時からオリンピックに出たいなという気持ちになったことはなかったですけど、去年ああいった形で侍ジャパンに出たら、ジャパンの良さや(国を)背負っている重みを感じてプレーすることが楽しかった。オリンピックはもっと大きな大会になって、もっと緊張すると思うしプレッシャーもあると思う。やりがいがあっていい。是非、選ばれるように、まずは今回アピールしたい」と決意を語った。

 チームでは6年目を迎える若武者は、石垣島キャンプで17日の練習に遅刻し、即刻2軍に降格。その後は2軍で人一倍声を出してチームを引っ張り、毎日他の選手が帰った後も最後まで自主練習に明け暮れるなど、行動で示してきた。

 2軍からはい上がり、侍ジャパンでの経験も糧に一回り大きく成長したいところだ。

野球

×