【中日】松坂大輔、報道陣シャットアウトし４８球「静かにやりたかっただけ」

　中日・松坂大輔投手（３７）＝ソフトバンク＝が２０日、沖縄・北谷キャンプでは２度目となる報道陣をシャットアウトしての投球練習を敢行した。午前中は軽い練習にとどめ、午後４時１５分になって、短パンに半袖の練習着という軽装で他に投手がいないブルペンに入った。変化球を交えて４８球を投げ終え「静かにやりたかっただけ」と説明。２１日に予定されている移籍後初めて打者と対戦するフリー打撃登板に向けて精神を集中させた。

　慣例ではブルペン投球は午前中に終わる。ベテランの球団スタッフも「この時間に誰かが投球練習した記憶はない」と中日キャンプ史上“最遅”のブルペン入りに驚いた。だが、松坂は「（夕方に投球？）普通に経験ありますよ」と涼しい顔だ。復活への一歩をしるすフリー打撃へ「自分なりの感覚をつかめるようにしたい」と気合を込めた。（田中　昌宏）