【侍ジャパン】稲葉篤紀監督「今回は若い選手を少しでも見ていきたい」…一問一答

　侍ジャパンの稲葉篤紀監督（４５）は２０日、沖縄・那覇市内で記者会見し、「ＥＮＥＯＳ　侍ジャパンシリーズ２０１８」のオーストラリア戦（３月３日・ナゴヤＤ、同４日・京セラＤ）に出場する２８選手を発表した。２０２０年東京五輪をにらみ、阪神・大山悠輔内野手（２３）、日本ハム・松本剛外野手（２４）、西武・外崎修汰内野手（２５）といった複数ポジションをこなす選手を初めてトップチームに選出。金メダルを目指す戦力として台頭を期待した。昨季日本一のソフトバンクからは最多の７人が選ばれた。

　★稲葉監督に聞く

　―選考のポイントは。

　「２０２０年東京五輪の金メダル獲得に向けた土台となるチームづくりを目的とした。攻撃面では一つでも先の塁を目指すスピード、世界に対抗できるパワーを備えた選手を選んだ」

　―オーストラリア戦に向けて。

　「しっかりコミュニケーションをとって今後につなげるチームづくりをしたい」

　―今回のメンバーで主将を置くか。

　「あえてつくりません。今はまだ土台づくり。選手同士でコミュニケーションをとってチームをつくっていくのが理想。ひょっとしたら五輪の年にはキャプテンをつくるかもしれない」

　―アテネ五輪では２度敗れたオーストラリアの印象。

　「打者も投手もパワーがある。メジャーリーガーが少ない中、東京五輪に出場できれば今回のメンバーが多いのではないか、という意味では、データがとりやすく重要な試合になる」

　―菅野や坂本勇がメンバー外の理由は。

　「彼らの実力は十分、分かっている。今回は若い選手を少しでも見ていきたいというところです」