【楽天】松井、2段モーションで1回0封「方向性は間違っていない」

スポーツ報知
キレのある直球を投げ込んだ松井

◆楽天・日本ハム練習試合 楽天2-7日本ハム=特別ルール=(23日・金武)

 楽天・松井裕樹投手(22)が、対外試合初登板で1回を無失点に抑えた。9回に5番手で登板すると、15球全球直球勝負。近藤に中前安打を浴びたが、同じ侍ジャパンの松本を中飛に抑えるなど上々の仕上がりを見せた。だが、4人連続で初球がボールになるなど、制球にはやや苦しみ「やってきたことを試合で出すことは簡単ではないなと思いました」と反省した。

 今季から2段モーションが事実上、反則投球とならなくなり、松井もフォームを修正。1試合22奪三振で甲子園を沸かせた高校時代のフォームを参考に、今キャンプでは試行錯誤してきた。実戦初登板とあって不満顔だったが「やってきた方向性は間違っていないと思うので試合を積み重ねていけば大丈夫かなと思います」と自信をのぞかせた。

 梨田監督も「初球が全部ボールというのが課題だけど、肩も肘も悪くないので順調に来ていると思う」とひと安心。3月3、4日の豪州戦へ視察に訪れた侍ジャパン・稲葉監督も「今は問題なく順調に来ている」とうなずいた。楽天はこの日で沖縄・金武でのキャンプを打ち上げ、松井は「何球かはいいボールがあったので、それをもっと出せるようにしたい」と前を向いていた。(安藤 宏太)

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