【中日】丸山、清宮を三振斬り!一発浴びれば「危うくスポーツ紙の一面に」

スポーツ報知
清宮を三振に仕留めた丸山

◆オープン戦 中日4―6日本ハム(24日・北谷)

 中日の丸山泰資投手(23)が日本ハム・清宮幸太郎内野手(18)から空振り三振を奪い、プロの洗礼を浴びせた。

 9回1死でスーパールーキーを迎えた2016年ドラフト6位の2年目右腕。事前に大野奨太捕手(31)=日本ハム=と「外の真っすぐで入ろう」と話し合っており、その通りに初球、外角低めの直球を投げ込んだ。ファウルされて「すごい振り。雰囲気がある。真っすぐに強いのは分かっている。体が大きいので向かってくるオーラを感じた」と冷や汗をかいた。

 カウント2―2の6球目、選択したのはフォークだった。高校通算111発男のバットが空を切り、球場はため息に包まれた。なぜ直球勝負にいかなかったのか。丸山は「自分は結果を求めないといけない立場。今は変化球で空振りを取るのが課題。フォークを試してみようかなと思った」と振り返った。

 仮に一発でも浴びようものなら何を言われるか…。「その思いも少なからずありました。真っすぐ勝負をしてみたい気持ちもあったんですけどね。(打たれたら)危うく(スポーツ紙の)一面に載るところでした」と苦笑いを浮かべた。

 森繁和監督(63)は「できるものならストレート勝負が見たかったが、プロはそう簡単にいかないというのを見せたかったんでしょう」とバッテリーを擁護。大野奨も「周りは清宮君に注目しているが、丸山の人生を崩すわけにもいかない。生活がかかっている。真剣勝負をしないと丸山にも、ましてや清宮君にも失礼」と、フォークのサインを出した理由を明かした。

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