【中日】小笠原、4回無安打無失点 初の開幕投手へ「チャンスあればやりたい」

スポーツ報知
4回を無失点に抑えた小笠原

◆オープン戦 中日4―6日本ハム(24日・北谷)

 中日の3年目左腕・小笠原慎之介投手(20)が先発して4回を無安打無失点。初の開幕投手に向けて猛アピールした。

 最速144キロの直球がうなりを上げた。スピンの効いた球が打者の手元で伸びる。初回先頭の西川をファーストストライクの直球で力ない左飛に仕留めるなど、12のアウトのうち、8つが飛球で打ち取ったものだ。「直球で押せた。収穫はある。球の強さは悪くない」と胸を張った。

 12日の練習試合(対韓国ハンファ)は2回無失点。17日の練習試合(対巨人)も3回無失点で、計9イニング零封を続けている。それでも「シーズンも同様にうまくいくとは思わない。オープン戦でやれることをやって、シーズンでもできるようにしたい」と慢心はない。

 12日は今キャンプの「実戦開幕投手」。この日も「オープン戦開幕投手」として結果を残した。3月30日の公式戦開幕(対広島、マツダスタジアム)に向けて「チャンスがあったらやりたい」と偽らざる思いを口にした。

 森繁和監督(63)は「(開幕投手に)手を挙げるのは当然のこと。先発投手の目標」と20歳の男気をたたえつつも、「いつかは(誰を指名するか)決めるでしょうが、今は私の頭の中にないです」と回答を保留。小笠原はさらなる快投で、指揮官を“降伏”させることができるだろうか。

野球

×