【中日】大野奨、FA移籍後初マスク&古巣から一発「慌てることなくクリアを」

スポーツ報知
8回無死、大野奨は右翼ポールに当たるソロ本塁打を放った

◆オープン戦 中日4―6日本ハム(24日・北谷)

 日本ハムからFA移籍した中日・大野奨太捕手(31)が入団後、初めてマスクをかぶり、本塁打もマークした。

 扇の要に背番号「27」がデンと座った。捕手としては9回の1イニングで3失点。それでも「マスクをかぶれたことが第一に良かった」と安堵(あんど)の息を吐いた。バットでは2点を追う8回、先頭で代打として起用されると、昨季までのチームメート・上沢が投げた外角高めの直球にジャストミート。打球は風に乗って右翼ポールの金網に直撃した。9回の打席でも左前打を放ち、「上沢は一緒に食事に行く仲。風で入った。良かったなと思います」と表情に充実感を浮かべた。

 移籍前の昨年10月に右肘関節内の遊離体(いわゆるネズミ)を除去する手術を受けた。守備は1イニングだけだったが「ひとつひとつクリアできることしかクリアできない」と、今のところ一気に長いイニングに出場する予定はないという。この日はけん制や盗塁阻止のためのスローイング機会はなかったが「シートノックで投げる感覚を上げている。慌てることなくクリアしていきたい」。開幕までに徐々に仕上げていくつもりだ。

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