【オリックス】開幕投手決まらず　雨天中止＆山岡・別調整で

　オリックスの開幕投手決定は先延ばしになった。西が登板予定だった２５日の紅白戦（宮崎）が雨天中止。さらに、山岡が上半身の張りを訴えたとみられ、ノースロー調整。福良淳一監督（５７）は「（開幕投手は）決まっていない。みんな投げていないから。判断材料がない。（決定が）ちょっとずつ後ろになってきている。（キャンプ後の決定？）そうなってしまったよね」と、早くても、金子の登板が濃厚な３月３日のＤｅＮＡ戦（京セラＤ）以降に指名する方針を明かした。

　開幕投手候補の２年目・山岡が別メニュー調整で、キャッチボールを行わなかった。ノックで捕球した後も山なりでしかスローイングしなかった。２２日の２度目の紅白戦登板で２回１失点と順調だったが、ペースダウンした。高山投手コーチは「（今後は）予定通りにいけると思います」と話し、２６日は通常メニューで練習する予定。ただ、回復を見極める必要があり、開幕ローテの編成も延期された。

　開幕投手の候補は、金子、山岡、西、ディクソンの４人。福良監督は「仕上がりはいいですよ。ブルペンを見る限り、順調に来ているんじゃないか」と話した。各投手の投球イニングが長くなるオープン戦での結果と内容を見て判断する。（原島　海）