【広島】入場券発売で即オク出品…球団関係者が明かす苦悩

スポーツ報知
内外野の指定席は、シーズン全試合が完売に近い状態に

 広島が1日、今季主催試合のチケットを一般発売し、即日でオークションサイトに定価の数倍の入場券が出品された。すでに先行販売からヤフオクなどには出回っていたものの、さらに増加。例えば、開幕戦(30日・中日戦)の外野2階のパフォーマンスB席(定価1900円)は2枚で6000円を超える値段がつき、それでも30件近い入札があった。球団関係者は「すべての転売を防ぐのは難しい」と苦悩を明かした。

 球団は今季から、購入できる試合数を1人あたり5試合までに制限。約1か月間も並んでプレミアムチケットを手に入れた30代の男性は「入手できる人たちが増えて、前向きにとらえている」と話したが、枚数自体の取り締まりはないため、買い占めたファンもいたようだ。

 予定の午前10時よりも約20分早く窓口が開き、事前に整理券を入手していたファンが夜まで列を作った。内外野の指定席は、シーズン全試合が完売に近い状態となった。入場券部の島井部長は「大きな混乱がなかったのは良かった。これからもファンに喜んでいただけるように試行錯誤していくことになると思います」と説明していた。

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