【日本ハム】清宮また二塁打!台湾誇る強打者も驚がく「18歳に見えない打撃」

スポーツ報知
5回2死二塁、太田の中前適時打で三塁ベースを回る清宮(カメラ・橋口 真)

◆国際交流試合 日本ハム7―0ラミゴ(台湾)(1日・札幌ドーム)

 またフェンス直撃だ。日本ハムのドラフト1位・清宮幸太郎内野手(18)=早実=が1日、交流試合・台湾ラミゴ戦(札幌D)で4回の守備から出場。5回に左投手から中堅フェンスを直撃する2試合連続の二塁打。次打者の中前打で一気に本塁を陥れる激走も披露して、ファンを沸かせた。

 初球の甘い球をフルスイングした。快音と大歓声に乗った清宮の打球は、あっという間に中堅手の頭上を越え、フェンスを直撃。あと2メートルほどでスタンドに届いていた。「初球を仕留められたのは良かった。入ったと思わなかったので走りました」

 5回2死走者なし。3番手左腕・王溢正(ワン・イーゼン)の真ん中に入った球を捉えた。前日(2月28日)の同カードに続いて、本拠地で2戦連続のフェンス直撃二塁打。続く太田の中前打で激走し、スライディングで生還した。6回2死満塁は三邪飛。8回1死一、二塁は強烈な当たりの右直で、3打数1安打。「4番・一塁」の中田に代わって、4回の守備から出場し「4番はやっぱり特別、すごくうれしかった」と振り返った。

 2戦連続で長身左腕を攻略した。190センチの王溢正は10年から13年途中までDeNAに所属。13年のWBC台湾代表にも選ばれ、17年2月28日のWBC壮行試合(ヤフオクD)では日本から勝利を挙げた。前日はメジャー経験のある191センチ左腕ダウンズから右中間二塁打。栗山監督は「本当に、普通な感じなんでしょうね、あれが」と笑った。

 台湾が誇る強打者も驚がくさせた。2年連続打率4割を記録する王柏融(ワン・ボーロン)は「18歳に見えないくらい素晴らしいバッティングをしている。彼の方が上回っているので、僕の方が勉強したい。日本代表の4番を打てるようになってほしい」と代表での“再戦”を望むほど絶賛した。

 安打を放った後でも、努力は惜しまない。「ホッとはしたけど満足はしていない」。前日は午後9時5分の試合終了後「100%を試合で出せるように」と、4年目捕手の清水とともに約1時間、居残り特打に励んだ。2戦連続安打にも「あんまりすごいことだと思ったことはない。普通っていうか…」と背番号21。この男、やっぱりモノが違う。(小林 圭太)

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