【楽天】嶋、星野監督追悼試合で2安打3打点 今季初戦で大暴れ

スポーツ報知
5回1死一、三塁にも、右前適時打を放った嶋。3打数2安打3打点の活躍を見せた

◆オープン戦=星野仙一氏追悼試合= 中日2―9楽天(3日・ナゴヤドーム)

 楽天・嶋基宏捕手(33)が3日、中日とのオープン戦(ナゴヤ)で今季初出場し、3打数2安打3打点と開幕マスクへ順調な仕上がりぶりをアピールした。

 必死に食らいついた。3点リードの3回2死二、三塁。低めのフォークにバットを当て、意地で右前に運んだ。二塁走者・今江の激走もあって貴重な2点の追加点をたたき出し「つなぐ意識で打席に入りました。いいところに落ちてくれましたね」と不敵に笑った。

 右ふくらはぎの違和感のため、キャンプは2軍スタート。2月末に1軍に合流し、この日が1軍での初実戦。故・星野仙一球団副会長(享年70)の追悼試合だったこともあり、思いも強かった。「追悼試合だからといって特別なことは出来ないけど、いつもどおり星野さんに教えて頂いた闘争心、勝ちにこだわって1試合ずつ戦うことを意識した」。首脳陣からは揺るぎない信頼を寄せられているが、結果にこだわった。

 梨田昌孝監督(64)は主将の復活に「足にまだちょっと不安があると思うし、万全ではない。声は120%、足は50%くらい。でもいるかいないかでは全然違う」と存在の大きさを改めて実感。嶋は右ふくらはぎの状態について「まあ、大丈夫です」と話すにとどめたが、経験豊富な正捕手に心配はいらなさそうだ。(安藤 宏太)

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