【オリックス】宗佑磨、2戦連続先頭打者弾 今回はランニング本塁打「ラッキーでした」

スポーツ報知

◆オープン戦 オリックス3―4DeNA(4日・ほっともっと神戸)

 宗が足で2試合連続の初回先頭打者弾を決めた。熊原の甘く入ったカーブを左翼線に放つと、左翼の佐野が打球処理でもたつく間に二塁を蹴った。全速力でダイヤモンドを駆け、最後は少し失速しながらホームイン。前日の右越えソロに続いての初回先頭打者弾は、ランニング本塁打だ。走打がかみ合っての一発に「ラッキーでした」と笑った。

 3日のDeNA戦では右翼席へ弾丸ライナーで叩き込んで強打をアピール。一夜明けのこの日は足で見せた。福良監督は「最後はバテてましたね。走り込みが不足してるので、もう少し走らせないと」と笑ったが「あれだけ長打も打っている。(1番は)合っている」と、リードオフマンとしての高い適性に納得顔だ。

 今春のキャンプで、遊撃から外野にコンバートされた宗。まだ2週間ほどの外野守備には苦労する。4回1死一、二塁では中飛を捕球した後に悪送球を犯し、2死二、三塁とピンチを広げられて勝ち越し点につながった。成長著しい21歳はランニング本塁打の喜びに浸ることもなく、「集中しないといけない」と開幕戦の「1番・中堅」取りを真っすぐ見つめた。(原島 海)

 ◆宗 佑磨(むね・ゆうま)1996年6月7日、東京・武蔵野市生まれ。21歳。横浜隼人では甲子園出場経験なし。14年ドラフト2位でオリックス入団。父はギニア人。昨季は10試合に出場し、22打数4安打、打率1割8分2厘。181センチ、78キロ。右投左打。年俸650万円。

野球

×