【ロッテ】中村、OP戦12球団トップタイの7打点 打率も7割5分の「2冠」

スポーツ報知
8回無死、中前安打を放つ中村

◆オープン戦 ロッテ4―10巨人(7日・ZOZOマリン)

 イメージ通りの打撃だった。チームが大量リードを許す展開でもロッテ・中村の考え方は不変だった。5回1死一、三塁で吉川光の初球、外角直球を右犠飛。オープン戦12球団トップタイの7打点目を挙げた。「井口監督から『センターフライ、ライトフライを打つイメージで打て』と言われた。今のところはその形になっている」と納得の表情を見せた。

 オープン戦期間前に井口監督から三塁に走者がいる時の心構えを説かれた。「安打を打とうというより、(外野フライなら)浮いた球を狙える。安打じゃなくても1点取れる。今は3番を打たせてもらっているので、前に足の速い選手がいるので少々浅くても(本塁に)いってくれる。それも踏まえて言ってくれたんだと思います」。8、9回に安打を放ち3戦連続のマルチ安打をマーク、打率は7割5分、打点と合わせ「2冠」だ。中村が、足と小技を絡めて1点を貪欲に取りにいく「井口野球」のポイントゲッターになりつつある。(長井 毅)

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