【中日】福田、反撃弾&同点打でドロー演出!「最後まで諦めない姿勢出せた」

スポーツ報知
9回2死二塁、同点となる右前適時打を放つ福田

◆オープン戦 阪神2―2中日(10日・甲子園)

 中日の福田永将内野手(29)がチームの全得点となる2打点をマーク。4番の役割を十分に果たした。

 2点を追う7回1死。阪神・高橋聡の直球をフルスイングすると、低い弾道の打球が左翼ポール際に飛び込んだ。「直球がいい投手なので、振り負けないように準備して打席に入りました」としてやったりの表情を浮かべた。1点を追う9回2死二塁にも、マテオの直球を右前に運ぶ、技ありの同点打を放った。

 初回2死二塁で空振り三振。4回も空振り三振に倒れ、阪神の先発・秋山に全くタイミングが合わなかった。「秋山に全然合わなかったんで。取り返そうと冷静にいきました」と自身の修正能力に胸を張った。星野元監督の追悼試合で主軸として結果を残して「最後まで諦めない姿勢を出せたのが良かったと思います」と笑顔を見せた。

 ビシエドが右でん部の張りを訴えて欠場したこともあり、森繁和監督(63)が4番に抜てき。指揮官は沖縄・北谷キャンプ中に「クリーンアップの次くらいに置いておきたい」と「福田6番構想」を唱えていたが、主砲としても十分の仕事ぶり。「4番目に置いただけだ!」と言葉はニベもなかったが、あふれる笑みは隠しようがなかった。

野球

×