【日本ハム】近藤捕手、1号2ラン&今季初右翼

スポーツ報知
オープン戦1号を打ち、笑顔でベンチに迎えられる近藤

◆オープン戦 日本ハム10―7DeNA(10日・鎌ケ谷)

 日本ハムの近藤健介捕手(24)が10日、DeNAとのオープン戦(鎌ケ谷)で今季初めて右翼を守り、1号2ランを放った。

 2点リードの5回1死二塁。「いい感じで捉えられた。風の後押しもあって入ったと思います」。フルカウントからの外角直球を素直にはじき返し、左中間の芝生席まで運んだ。

 今季は2年ぶりに実戦でマスクをかぶりながら、昨季57試合で打率4割1分3厘のバットを最大限に生かしていく。栗山英樹監督(56)は「捕手をやめるわけにいかない。打席数を増やすために(右翼と)両方やる」と本人に伝え、「143試合使いたい。どう使ったら可能になるか」と起用法を模索する。

 この日の2番も厚い信頼の表れだ。指揮官は「まだ打順に関して、精査できるところまでいっていない」とチーム事情に頭を悩ませるが、「トラウト、A・ロッドが2番」とメジャーの強打者の前例を挙げながら、「いろんな形を考えている」。「2番・近藤」は超攻撃的なオプションになり得る。

 背番号8は4回に右前安打を放ち、オープン戦12打数6安打で打率5割。「個人的に感覚がもう少し。1球で仕留めるのが課題。その確率を上げたい」。捕手、右翼、DHを巡りながら、打順も2番からマルチに、ハイレベルにこなす。(山崎 智)

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