【ヤクルト】山田、バレ温存で藤浪攻略 左7人打線ハマった

2018年3月14日6時0分  スポーツ報知
  • 4回無死二、三塁、死球を受け打席で倒れる奥村

 ◆オープン戦 ヤクルト10―5阪神(13日・甲子園)

 藤浪のもろさがのぞいた瞬間を逃さなかった。畠山、バレンティン、山田哲を外し、左打者7人を並べたヤクルトの策がハマった。4回だ。敵失でもらったチャンスを、5単打と3四死球などでつなぐ打者12人の攻撃で9得点。掲げるスモールベースボールで、因縁の相手の自滅につけ込んだ小川監督は「ああいう攻撃ができたのは良かった」と目を細めた。

 遺恨は1年前の4月4日の対戦(京セラD)。先発した藤浪のボールが右打者の顔面付近に何度も抜けた揚げ句、畠山が左肩をかすめて左頬付近への死球を当てられて大乱闘が勃発した。16年には死球を受けた谷内が左尺骨を骨折した経緯もある。

 この日のメンバーは、オープン戦で万が一の故障に備える狙いも含まれていたとみられるが、指揮官は「藤浪に対してはシーズンに入ってからも(対策を)考えた方がいいと今日の試合で感じた。相手が嫌なことをやった方がいい」。3回に坂口、4回には奥村と共に左打者が死球を受けたものの、開幕前に悪いイメージを植え付けることに成功した。

 収穫も少なくない。宮本ヘッドコーチは「スキを突けたのは良かった。藤浪相手に連打は難しいけど、球数を投げさせられたし、いいものを見つけられた」。普段は出番が限られる若手中心のラインアップで上田、山崎らも2安打とアピールした。オープン戦のイニング9得点は優勝した15年以来と縁起もいい。96敗した昨季とは違う姿を見せつつある。(田島 正登)

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