【中日】松坂、VS稼頭央でワインドアップ解禁 3回2失点「収穫」の76球

2018年3月15日5時0分  スポーツ報知
  • 1回、先頭打者の松井(手前)に対して、ワインドアップで投げる先発の松坂

 ◆オープン戦 中日3―5西武(14日・ナゴヤドーム)

 自らの代名詞「リベンジ」を果たした松坂の表情は、少しだけ晴れやかに見えた。2―1の3回に招いた無死満塁のピンチ。前の打席で適時打を許した浅村を二ゴロ併殺に仕留めた。この間に同点とされたが、1失点に抑えた。「無死満塁を1点でしのげたのは、プラスに捉えていいのかな」。オープン戦2度目の登板は3回まで76球を投げて、3安打5四死球ながら2失点と粘り腰の投球を見せた。

 初回は2死一、二塁から浅村への初球のシュートが甘く入って中前へ運ばれた。「浅村君がどういうタイプか分からないが、振ってくることを想定すべきだった」と未知の打者への攻め方を反省。逆に西武時代に苦楽をともにした松井や、炭谷を打席に迎えると「他の選手と違う感覚がありました」と感慨にふけった。

 その松井が打席に立ったプレーボールの瞬間、独特のワインドアップを解禁させた。大きく振りかぶった前腕で頭を締め込み、軽く2度、3度と足元を揺らした。2回2失点だった4日の楽天戦(ナゴヤD)では制球できないと判断して、無走者でもセットポジションだった。だが、この日は「ブルペンからよくボールが暴れていたけども、振りかぶっていこうと決めてました」。常々「見栄えの良さでこだわっている」というパワーピッチャーの自負をフォームで体現した。

 3回の連続死球を含む5四死球と制球で苦しむ場面はあった。その分、ピンチで踏ん張った。「収穫があると言えるのは球数を投げたことくらい」と満足することはなかったが、森監督は「最低限のことができたという投球。(今後は)内容、レベルを上げていくことを考えるでしょう」と合格点を与えた。順調なら25日のロッテ戦(ナゴヤD)でオープン戦最終登板。そして4月5日の巨人戦(ナゴヤD)での登板に向けて、37歳になった平成の怪物が爪を研ぐ。(田中 昌宏)

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