【オリックス】宗、12球団トップタイの8戦4号 プロ3年で0発男が急激進化したワケ

2018年3月15日6時0分  スポーツ報知
  • 5回2死、左越え本塁打を放った宗(カメラ・清水 武)

 ◆オープン戦 ロッテ4―5オリックス(14日・ZOZOマリン)

 逆風の中でも宗の打球は伸び、左翼ポール付近に飛び込んだ。1―0の5回2死。左腕・永野の外角高め142キロを逆方向へはじき返し、4号ソロを放った。「入ると思わなかった。ちょっと詰まりましたけど角度が良かったので。しっかり振り切っているからこそ、ああいう打球が打てるので継続していきたい」。年俸650万円のプロ4年目が、巨人・ゲレーロと本塁打争いのトップに並んだ。

 今春キャンプから外野手に転向し、オープン戦8試合で打率2割9分、4本塁打、4打点、4盗塁。福良監督は「ずっといい。スイングも速くなっている。(1番打者として)相手も嫌だと思う。足もあるので」と称賛し、すでに開幕の「1番・中堅」に当確ランプをともしている。走攻守の3拍子そろった活躍の中、周囲の予想以上に長打力を発揮している。

 「彼らはすごいシンプルに考えている。細かいことは考えず、目の前のことに集中している」とメジャーリーガーをこよなく敬愛する21歳。中でも、元マリナーズでメジャー通算2781安打、630本塁打のケン・グリフィー氏のフォームを参考に、コンパクトなテイクバックから力強いスイングを心がけている。オフには腰回りや下半身を中心に強化して約5キロ増量した。それに比例してパンチ力も向上した。

 昨年末にはイチローと神戸で自主トレを行う機会もあった。憧れのレジェンドに対し「背中を見ているので。追いつけ追い越せで負けないように、自分を出していけたらいい」。プロ3年間で通算0発の男が、めざましい進化を遂げている。(原島 海)

 ◆宗 佑磨(むね・ゆうま)1996年6月7日、東京都生まれ。21歳。横浜隼人高では通算26本塁打をマークしたが、甲子園出場経験なし。俊足巧打の遊撃手として2014年ドラフト2位でオリックス入団。父はギニア人。昨季は10試合に出場し、打率1割8分2厘。181センチ、78キロ。右投左打。年俸650万円。

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