【DeNA】飯塚、6回1失点で開幕ローテ入り

スポーツ報知
飯塚は6回1失点の好投

◆オープン戦 オリックス―DeNA(18日・京セラドーム大阪)

 4年目右腕の飯塚が闘魂を注入し、6回3安打1失点で初の開幕ローテ入りが濃厚となった。登板前に格闘技の動画を視聴。「闘争心をかきたてられた」。前回7日の阪神戦(甲子園)はボクシングのマイク・タイソンのKOシーンを見て、5回無失点。この日はK―1のセーム・シュルト対バダ・ハリ戦で胸を熱くした。2回1死でマレーロに左越えソロを浴びたが、5回は見逃し三振に仕留めた。

 左打者の外角ボールゾーンから入る「バックドア」のカットボールは副産物。「前回からカウントを取るときにスライダーを投げて、カットになった。今日はもっとうまくはまった」。6回に最速146キロをマーク。無四球4Kで仁王立ちした。

 ラミレス監督は「本当によかった。開幕ローテに近づいた? それはあります」とうなずいた。故障者が相次ぐ先発陣で、開幕2、3戦目の候補に浮上。飯塚は「信頼してもらえるように任された試合で結果を出したい」と拳を握った。

 ◆飯塚 悟史(いいづか・さとし)1996年10月11日、新潟・上越市生まれ。21歳。日本文理高で2年夏から3季連続甲子園出場。3年夏に初戦から全5試合完投で4強。高校日本代表でU18アジア選手権準優勝。14年ドラフト7位でDeNA入団。昨年1軍デビューし、8月30日の中日戦でプロ初勝利。通算9試合1勝3敗、防御率4・29。188センチ、85キロ。右投左打。年俸850万円。背番号30。

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