【ソフトバンク】川島、サヨナラ3ラン!8連敗でストップ

スポーツ報知
9回2死二、三塁、サヨナラ本塁打を放ち、ナインから手荒い祝福を受ける川島(中央=カメラ・岩下 翔太)

◆オープン戦 ソフトバンク8x―5中日(20日・福岡ヤフオクドーム)

 ど派手に連敗から脱出した。同点の9回2死二、三塁で川島が田島の直球を振り抜いた。サヨナラ3ランが左翼席で弾んだ。この試合3安打目は、日本ハム時代の06年のオープン戦以来のサヨナラ弾。笑いをかみ殺すようにクールにダイヤモンドを一周し「格好つけた。二度とないからね」。昨年の日本シリーズ第6戦で右前にサヨナラ打を放って日本一を決めた“サヨナラ男”が、チームの8連敗に終止符を打った。

 連敗ストップへの号砲を鳴らしたのは、左ふくらはぎ痛で調整が遅れていた主将だった。3点差の8回2死一塁。2000安打まで残り25安打の内川が、名球会左腕の岩瀬のスライダーをとらえた。「打ってホッとしたところは当然ある。勝利に貢献できてうれしさもある」。オープン戦14打席目での待望の初安打が本塁打になった。

 「内川君に1本出れば変わる」と17日のロッテ戦後に話していた工藤監督の“予言”も的中した。9回先頭の中村晃がソロで追いつくと、「負けも続いていた」と無死一塁で上林に送りバントをさせ、16日ぶりの勝利。南海時代の1969年に10連敗して以来のオープン戦での大型連敗に別れを告げた。(戸田 和彦)

野球

×