【阪神】巨人・菅野撃ちへ「1番・糸井」も

スポーツ報知
試合が雨天中止となり引き揚げる糸井

 阪神・糸井嘉男外野手(36)が、30日の巨人との開幕戦(東京D)に1番で出撃する可能性が出てきた。20日のDeNA戦(横浜)は雨天中止になったが、今オープン戦初の1番で出場することが決まっていた。「打順は監督が決めること。どこでも、何番でも打てということ」と、どこ吹く風だが「1番・糸井」は先制パンチの魅力たっぷりだ。

 金本監督は19日のファンミーティングで開幕戦の菅野との対決について「左打者がポイント。福留、糸井あたりが一発を放り込んでくれたら面白い」と話した。一夜明けて、そのキーマンの糸井を1番に据えた。指揮官の言葉に、糸井は「ええね、それ。そうさせてもらうわ」と不敵に笑った。

 昨季、菅野には15打数2安打、打率1割3分3厘だったが、1番で出場した25試合では、打率3割5分、5本塁打と爆発した。開幕戦での初回表の先頭打者本塁打を打てば、阪神では1955年の金田正泰以来2人目。糸井ならその可能性は十分にある。

 1番候補の鳥谷が19打数1安打と不振で、この日は7番に“降格”。指名打者を使わず、投手・才木を9番に入れるシーズン仕様のオーダーだった。その中で試されようとしていた「1番・糸井」が、打倒・菅野の秘策になるかもしれない。(長尾 隆広)

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