【中日】松坂、今季の“相棒”は川島か中村晃モデル?

スポーツ報知
中日・松坂

 中日・松坂大輔投手(37)が21日、ソフトバンクとのオープン戦(ヤフオクD)の試合前練習中に元チームメートのソフトバンク・川島、中村晃からバットを譲り受けた。「昨日(20日)、ホームランを打った2人からもらいました」と笑顔でロッカールームへ持ち帰った。

 横浜高時代から、打棒には定評がある平成の怪物。西武時代の2000年8月7日、対オリックス戦(当時グリーンスタジアム神戸)の9回、2死満塁から代打で中前2点適時打。06年の交流戦の阪神戦ではダーウィンから甲子園の左中間へ2ランを運んだ経験を持つ。

 とはいえ、DHのないセ・リーグは初とあって「打席に多く立てると思っています」と不敵に笑った。中日に移籍した今季は、キャンプからここまで順調に調整を重ねており、来月4日の巨人戦(ナゴヤD)での先発が有力。投球だけでなく、“相棒”探しにもぬかりはない。

 20日は三塁ベース後方から一塁へ、助走をつけた強めの遠投を繰り返した。この日もキャッチボールを精力的に行うなど、ソフトバンク時代に悩まされた右肩の状態は良好だ。「キャッチボールを見てもらえれば」と右腕もうなずいた。

 練習終了直前には即席でサインに応じ、スタンドのファンも喜ばせた。登板こそなかったが、背番号99にとっては実りのある古巣がい旋になったようだ。

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