【広島】九里、雨に泣く 1軍登板ゼロで開幕マウンドへ「投げるところで力を出すだけ」

スポーツ報知

◆オープン戦 広島―オリックス=雨天中止=(21日・マツダスタジアム)

 広島の開幕ローテ候補、九里亜蓮投手(26)が雨に泣いた。先発予定だった21日のオリックス戦(マツダ)が雨天中止。22日のウエスタン・阪神戦(由宇)にスライドされ、オープン戦での先発機会がないまま開幕を迎える“珍事”に見舞われた。

 現在は2年目左腕・高橋昂とローテ6番手を争っている。昨季は先発・中継ぎにフル回転し、自己最多の9勝を挙げた実績も考慮されてか、2度の先発はともに2軍戦だった。3日の教育リーグ中日戦(由宇)は4回2安打無失点。14日の三菱重工広島との練習試合(由宇)でも6回無安打無失点に抑えた。だが、1軍打者を相手にしての唯一のアピールチャンスが流れ、5年目右腕は「投げたい気持ちはあったけど仕方がない」と苦笑いを浮かべた。

 22日の阪神戦は畝1軍投手コーチが視察予定。九里は「自分が投げるところでしっかりと力を出すだけ」と前を向いた。(種村 亮)

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