【ヤクルト】ハフ、巨人との“無観客試合”に「教会で投げている気がしました」

スポーツ報知
6回を1失点と好投したハフ

◆試合形式合同練習 巨人5-3ヤクルト(21日・東京ドーム)

 静まりかえったスタジアムで、ヤクルトのハフの投球がさえ渡った。4回、ドジャース時代にチームメートだったゲレーロに一発を浴びた以外は、ほぼ危なげなし。6回5安打1失点に抑え「いい投球ができた。(無観客に)教会で投げている気がしました」とウィットに富んだコメントで振り返った。

 33歳の新助っ人の最大の持ち味は制球力だ。3月は実戦3登板で14イニング無四死球。3ボールを与えたのも3度しかない。すでに4月4日の広島戦(神宮)での初登板が内定しており、小川監督も「テンポが良くて、コントロールもさえていた」と目を細めた。

 打っては、投手で珍しい両打ち。この日は初めて打席に入り、2打席凡退したが、スイングは力強かった。メジャー通算1安打ながら「高校、大学は二刀流だった。大谷翔平ならどうするか考えて打席に立ったよ」とニヤリ。メジャー25勝左腕が、どんどん頼もしくなっている。(田島 正登)

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