【阪神】金本監督苦悩「決まらんのよ、2戦目が…」開幕ローテ編成できず

スポーツ報知
オープン戦が雨天中止となりキャッチボールをする藤浪(カメラ・佐々木 清勝)

 阪神・金本知憲監督(49)が21日、開幕2戦目にあたる31日の巨人戦(東京D)の先発投手が確定していないことを明かした。一時は内定していた左腕の岩貞が17日の中日戦(ナゴヤD)で6回5失点と炎上。「決まらんのよ、2戦目が…」と自ら切り出し、開幕ローテ編成の苦悩をにじませた。

 開幕カードはメッセンジャー、秋山の両右腕にそれぞれ1、3戦目を託す。岩貞が入れば右→左→右の順に投入できたが、白紙に戻ってしまった。指揮官がほれ込むドラフト2位左腕・高橋遥については「間に合わない」と調整の都合で開幕ローテは見送り。「岩貞、小野、能見が候補やね」と3人の名を挙げて思案した。

 「本当に何通りもある。備え、プランだけは練っておかないと」。2カード目は4月4日からのDeNA2連戦(横浜)。日程的に先発は5枚が理想だが「あるよ。いなかったら、そうせざるを得ない」と5日の試合でいきなり、メッセンジャーの中5日登板も選択肢に組み入れた。

 前日(20日)に続き、この日のロッテ戦(ZOZO)も雨天中止。2年目右腕の小野が22日のウエスタン・広島戦(由宇)に回るなど、23日からのオリックス3連戦(京セラD)で陣容を固めなければいけない。「先発が先発が…ってずっと言ってきたけど、こんなに早く来るとは思わなかった」。想定していた不安が開幕直前に降りかかっただけ。巧みな操縦術で安定をもたらす。(長田 亨)

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