【中日】松坂二刀流!?23日にも「9番DH」で投手以外初先発

スポーツ報知
遠投などで調整した松坂

 中日の松坂大輔投手(37)が早ければ23日のロッテ戦(ナゴヤD)にも、「9番・指名打者」として先発出場することが22日、分かった。

 森監督は昨年のオープン戦最終カードだった楽天戦でも、投手陣のバルデス、大野雄を「9番・指名打者」で先発起用したが、球団関係者は今季についても「登板しない投手が、目慣らしのために1打席限定で立つ」と説明。24日のロッテ戦(同)に先送りされる可能性もあるが、松坂がプロで初めて投手以外のポジションでスタメン出場する。

 指揮官が「打撃でとった」という強打の投手が、いよいよ実戦でスイングを披露する。100球をメドに投球する25日のロッテ戦に向け、遠投などで調整した松坂は23日の予定について問われると、いたずらっぽい笑みで「練習です」と回答。一方、投手がこの時期にDHで出場する意義については「マシンで練習するのと、試合で生きた球を見るのとでは全然違う。投手の球を見られるだけで練習になる」と好意的に捉えた。

 昨季の中日投手陣の打率は6分2厘と、リーグダントツの最下位。松坂は常々「ナゴヤDで本塁打を打ちたい」と色気を隠さない。「1本の安打、1つの送りバントが自分を助け、白星につながることもある」と口酸っぱく説く森監督の命を受けて、バットでカツを入れる。(田中 昌宏)

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