【広島】新井、左ふくらはぎ痛で開幕1軍危機

スポーツ報知

 今季プロ20年目を迎える広島・新井貴浩内野手(41)の開幕1軍入りに暗雲が垂れ込めた。22日、左ふくらはぎの痛みのため広島護国神社で行われた必勝祈願を欠席。マツダでの全体練習も休んだ。全治は未定だが、けがが長引けば2004年以来14年ぶりに開幕1軍から外れる可能性も出てきた。

 松原チーフトレーナーによると、新井は21日の練習中に負傷。同トレーナーは「まだ不確定。(痛みが)どのくらいの程度なのかを検査で確認して、それに合わせた治療をしていく」と説明した。新井はこの日、広島市内の病院で検査を受け、球場には姿を見せなかった。チームは23日からソフトバンクとのオープン戦(ヤフオクD)に臨むが、遠征にも帯同しない。

 ここまでのオープン戦は、7試合に出場し14打数3安打。17日の楽天戦(静岡)では味方の二塁打で一塁から一気に生還するなど、チーム最年長ながら元気な姿を見せていた。精神的支柱の離脱に、緒方監督は「深刻な状態ではないと思う。いてほしい存在だけど、無理をさせるわけにはいかない」と苦悩の表情を浮かべた。球団初の3連覇がかかるリーグ開幕まで残り1週間。軽傷を祈るばかりだ。

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