【中日】ジー、粘投6回3失点の秘密は打球初速意識「どえりゃあうれしいがや!」

スポーツ報知
4回1死一、三塁、菅野を二併殺に仕留めガッツポーズのジー(カメラ・小梶 亮一)

◆オープン戦 中日9―3ロッテ(24日・ナゴヤドーム)

 中日のディロン・ジー投手(31)が6回7安打3失点と粘投。開幕2戦目(3月31日、広島戦=マツダスタジアム)に向けて上々の予行演習を完了した。

 初回2死で右打者の中村を迎え、1ボール2ストライクから外角のツーシームをボールゾーンからストライクゾーンに食い込ませるバックドアで見逃し三振。さらに両サイドにツーシームやカットボールを散らせて、2つの併殺打を含む13個の内野ゴロでロッテ打線を翻弄した。「チェンジアップは良くなかったが、悪いなりに最少のダメージで済ませられた」と振り返った。

 野球データ先進国の米国出身とあって、意識している指標がある。「イグジット・ベロシティー(流出速度=打球の初速度)だよ。いかに打者の打球速度を緩くするかを考えている。仮にヒットを打たれても力ないゴロなら問題ない」と説明。ボテボテのゴロに打ち取ることこそ投手の本懐だと言いたげだった。

 テレビ局のアナウンサーから日本語でのメッセージを求められて「どえりゃぁうれしいがや!」と名古屋弁もバッチリ。「困難がある中でいかに試合を作るか。いい練習になったよ」。開幕2戦目もバッチリといきたいところだ。

野球

×