【楽天】連発・内田の大活躍に梨田監督が嬉しい悲鳴「困るね。迷うね」

スポーツ報知
2回1死、内田が右越えに先制ソロ本塁打を放ち岡島(左)とタッチ(カメラ・堺 恒志)

◆オープン戦 巨人2―2楽天=規定により引き分け=(24日・東京ドーム)

 楽天・梨田昌孝監督(64)が、高卒5年目の大砲候補・内田靖人内野手(22)の活躍ぶりに頭を悩ませた。

 この日「6番・三塁」で先発した内田は2回に同い年の左腕・田口のスライダーを右翼席に運び、2試合連続の4号ソロを放った。岡本(巨人)、山田哲(ヤクルト)、松田(ソフトバンク)と並んで日本人トップの4本塁打で、打率4割1分5厘は12球団トップ。指揮官は9球目を捉えての2試合連続弾に「粘って粘ってきのうは左で今日は右といいバッティングをしてくれた。それなりにドッシリしていて、打ってくれるんじゃないかという雰囲気を出している」と目を細めた。

 だが、開幕スタメン確定とはまだならない。内田は一、三塁を主戦場とするが、三塁にはウィーラーが君臨しレギュラーはほぼ間違いなし。一塁の座を狙うが今江は規定打席にこそ届いていないが4割3分3厘と好調を維持して実績も申し分なく、二塁に藤田が入った場合は昨年一塁でベストナインに輝いた銀次が押し出される形で一塁に回ってくる可能性もある。ハイレベルな争いに梨田監督は「困るね。迷うね。うれしい悩み」と頭を抱えていた。

 指揮官はオープン戦最終戦となる25日の巨人戦(東京D)での先発起用も明言。内田は「残り1試合、しっかりアピールしたい」と燃えていた。

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